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野外ゲリラ演劇から始まった西一風。
我々は1985年に旗揚げ以来、演劇のあらゆる形を模索し、京都演劇界に足跡を残してきた。 ここ10年だけ見ても、世代、演出家ごとに、全く異なる作品を生み出し、世に発信し続けてきた。 その過程には、演劇とは何なのか、何故私たちは舞台に立つのかといった自問自答が存在した。 その結果、大作や傑作を生み、また問題作と呼ばれるものも生み出した。 その自問自答も一周し、二周し、今作をもって再び原点に帰ってくる。


構想4年。演劇生活4年。
役者として舞台に立ち続けた男が、溜めに溜めた面白アイデアを惜しげもなくぶちこむ。

劇団西一風の団員27人と、立命館大学が保有する、最大500人収容可能の多目的ホール『以学館2号ホール』を演出家三國ゲナンが美味しく料理する。 奥行きのあるステージに、二階席まである客席と引き割緞帳。 多目的ホールとしての基本的な機能は一通り備えた2号ホールで三國は何をしようというのか?



橘クキオはわからない。
色んなことがわからない。
なんでこいつが教師なのか。
なんで母はデブなのか。
なんで妹は昔のことをほじくりかえすのか。
勉強したら何になるというのだ″
大金手にしてどうしようというのだ″
目標に向かってひた走る。それがクキオにはわからない。

橘クキオはその身一つで生きている。
感じるままに生きている。
アカイかどうかわかればいい。
クサイかどうかわかればいい。
イタイかどうかわかればいい。
それ以上も以下もない。
唯これだけがわかれば良い。これがクキオの生き方なのだ。

クキオが手にした平和で自由で謙虚な日々を何故に世界は奪うのか。
クキオの思いそっちのけで、めまぐるしく展開するストーリー。
わからんわからん言ってる間も地球は勝手に廻ってる。





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