三國ゲナンの創る関西学生劇団最大級演劇
西一風の団員27人全員を稼動させた芝居をしたい。
以学館2号ホールという劇場を使い切りたい。
学生劇団とは思えない本格的な公演を打ちたい。
どうせやるならでかいことを。
西一風は「学生劇団最大級」を目指して動き始める。
「三國ゲナンと西一風」
三國ゲナンが劇団西一風に入団した当時、団員数が6人しかいない公演もあった。少ない人数で、頭を使い、身体を動かし、どうにかこうにか公演を重ねていった。その後、三國は外部団体に活動の拠点を移し2年間、西一風から離れた。
そして2年後、6人しか居なかった劇団員は27人にまで増え、大所帯になっていた。その光景を目の当たりにした三國は、もう一度、劇団西一風で芝居がしたい。そう思った。
「60回記念公演」
三國が劇団側に脚本を見せに行ったとき、次の公演で西一風は本公演60回目を迎えるということを聞かされた。凱旋公演だと意気込んでいたものの、「記念公演」というさらなる重圧が三國にのしかかってきた。と同時に「やるしかない」と決意は固まった。
「以学館2号ホール」
立命館で芝居をするなら2号しかない。西一風で芝居をするなら2号しかない。そんな意識が西一風の中で脈々と受け継がれている。そんな伝統を今回、三國は襲踏する。
立命館大学内に劇団は数あれど、以学館2号ホールで芝居を打つのは西一風ぐらいのものである。以学館2号ホールとは立命館大学が有する、最大500人収容可能の多目的ホールである。ありとあらゆる設備が整っているにも関わらず、その機能を果たした姿を三國は見た事がなかった。自分が大学にいる間に2号ホールを使い切りたい。このホールを使い切ったとき、関西学生劇団最大級といえるのではないかと三國は考えた。
「プチ・ロングラン公演」
人とホールは揃った。関西学生劇団最大級になるためには、あと何が必要か。そう考えた時、頭に浮かんだのはステージ数であった。良い作品を創っても、多くのお客さんに観て貰わなければ意味がない。多くのお客さんに観てもらうためには、沢山ステージを用意すればいい。
今まで、2号ホールで芝居を打つとき、仕込み(舞台建て込み)の問題や大学側の都合上、5ステージが限界だった。そこを今回、大学側に頭を下げ、予定を調整してもらい、何とか7ステージ打てるようになった。通例の公演期間3日に対して5日。たった2ステージ、たった2日かもしれないが関西学生劇団最大級目指して西一風はあがく。
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